本物の南部鉄器1年間毎日使った結果

LIFE

普段はフルタイムのサラリーマン、自営業。
結婚してからずっと共働きの我が家。毎日時間が足りない時間貧乏ではあったけど、日々の暮らしを丁寧に、家を整え、生活を整え、楽しく生活する中で出会った物を紹介しています。

運命の出会いは1年前。大阪の千日前道具屋筋で出会った本物の南部鉄器

2021年実家に帰省した際、当時開店準備をしていた夫と訪れた大阪の千日前道具屋筋で、一生の宝物になる運命の出会いをしました。

それは、正真正銘日本製の【南部鉄器】の鉄瓶。南部鉄器は、岩手県の伝統工芸品です。
鉄瓶と言えば丸いずんぐりむっくりな形で古風なものをずっとイメージしていましたが、千日前道具屋筋の幸工芸のお店の前を通りかかったときに目に入ったのは寸胴の鉄瓶。

それは、南部鉄器伝統工芸士「現代の名工」 佐藤勝久さんの作品である【糸目寸胴  1.0L】でした。

作品名にも寸胴とあるように、まっすぐ筒状の鉄瓶です。

そのデザインをみて、ひとめぼれ。「こんな素敵な鉄瓶があるなんて」と衝撃を受けました。

お値段なんと税込47,300円。お値段は決して安くありません。職人の方は一つ一つ手作りしているもの。安く買えるはずがありません。衝動買いしてもいいのか?もう少し考えた方が・・・と思い直しいったんお店をでました。

道具屋筋をぐるっと一周しているときも、お昼を食べているときも、鉄瓶が頭から離れない。
そう道具屋筋には、東京都日野市にオープンする「にじいろコーヒー」の什器を買いに来ているにも関わらず、私の頭の中は、南部鉄器一色でした。(夫よ、ゴメン)

もう買うしかない。

清水の舞台から飛び降りた。東京まで大事に大事に持ち帰りました。

南部鉄器の鉄瓶を家に持ち帰ってから、もちろん、毎日何回も使うようになりました。

南部鉄器 幸工芸
住所:大阪市中央区難波千日前14-26
営業時間:平日10:00〜18:30
定休日:不定休
お店HP:https://www.koukougei.com/

南部鉄器の鉄瓶を1年使った結果

南部鉄器の鉄瓶を購入した際に受けた注意事項

  • 直火でもIHでも使えます
  • 火にかける時、吹きこぼれを防ぐため、蓋は少しずらして空けておく
  • 沸騰したら鉄瓶も蓋もとても熱くなっているので、手ぬぐいを使って別の容器に移し替える
  • 鉄瓶の中が完全に乾くまで蓋は空けておく

これらの注意事項さえきちんと守れば、南部鉄器の鉄瓶の扱いはそんなに恐れることはない。と教えていただきました。

確かに、私もこれらの教えを守り、1年使い続けてきましたが、全く扱いは難しくないし、トラブルもなく、問題ありません。

それどころか、鉄瓶で沸かした水のおいしさに、感動するばかりです。水がまろやかに、優しくなったように感じます。
鉄瓶で沸かしたお湯で淹れたコーヒーも絶品です。

話が横道にそれました。
「鉄瓶は使い続けていると赤さびや斑点が出てくるが、気にせず使い続けて問題なし。10年以上使い続けると湯膜ができて、内側は真っ白になるよ。」とも教えていただいたのですが、1年つかっても目立つ錆は見つかりません。

毎日使っていると、鉄瓶を育てている感覚になってきます。

大切に大切に使えるものが家にあるのは、最高です。

毎年写真を撮って経過を楽しみたいと思います。

南部鉄器 本物と偽物の見分け方

南部鉄器とは、岩手県の盛岡市と奥州市で作られる鉄鋳物です。最近は安価な中国製のものが「南部鉄器」といおう名称で売られていることがあります。

私も幸工芸で南部鉄器を購入するときに店員さんに教えていただきました。
南部鉄器は、一生ものと言われる伝統工芸品です。
すべて1つ1つ手づくりで作っているため大量生産ができません。ゆえに手間と労働力がかかっているので価格が高くなるのは当然なのです。

良いものをより安く。という気持ちになりますが、日本の伝統工芸品を守るには応援が必要です。

価格は高いですが、後悔しない買い物になること間違いなし。

みなさんも、南部鉄器の鉄瓶始めてみませんか?

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